食事はダイエットをする上で配慮すべき要素ですが、食事に気を遣うだけでダイエットが成功することはありません。「減量のためには運動がメインで、食事だけで減量するとは考えない」はスポーツ選手の中で常識とされていますが、一般の人たちの間ではまだ認識が薄いようです。ダイエット食品などで誇大広告が受け入れられているのが良い例だと思います。
食事はあくまで「入ってくる量を調節する」ものです。「出て行く量、サイクルを改善する」ことが重要で、そのためには運動を行っていくことが必要となります。
これは誤解している人が多いのですが、むしろ逆です。ダイエットのためには筋肉をつけることが大切。というのも、筋肉をつけると基礎代謝量が上がるからなのです。
基礎代謝量とは、特に何もしていなくても代謝されるエネルギー量を指します。1日のエネルギー消費の約7割を基礎代謝が占めますから、この量を上げることが重要となるのです。「代謝のサイクルをよくするために、筋肉量は上げたほうが良い」と覚えましょう。
減量を目指すスポーツ選手が、筋肉に良い影響を及ぼす高タンパク質な食事を心がけているのは、そのためでもあるのです。
「運動でせっかく消費しているのだから、スポーツドリンクで糖分を摂ると無駄になってしまう。水だけを飲んだ方が良い」というのは一見、もっともな考えに思えます。確かにスポーツドリンク等での糖分の過剰摂取はダイエットの上で敵となります。
しかし、だからといって運動中に水だけを飲むという行為は考えもの。糖分は運動をする上でエネルギーとして扱われます。運動中に糖分を摂らなければエネルギーは枯渇し、そのような状態になると、からだは別のところからエネルギーを作り出そうとします。主に筋肉中のタンパク質が使われるのですが、そうなると筋肉量が落ちます。筋肉量が落ちると、基礎代謝量も落ち、運動で改善されるはずの代謝サイクルが悪化してしまう…という、本末転倒な事態を招いてしまいます。
また、運動中は発汗によりミネラルが不足しがちです。その状態で運動を続けると、痙攣や貧血などを引き起こしやすくなります。スポーツドリンクにはミネラルが含まれていますので、適度に摂取するようにしましょう。
どうしても糖分が気になるという方は、スポーツドリンクを2分の1に薄めたものを使用すると良いでしょう。